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「秋に増える気管支喘息」

 「風邪を引いた後に咳や痰だけが長引く。朝晩や運動後に咳が出やすい。呼吸の時にゼーゼー、ヒューヒューと音がして息苦しく感じる。毎年、決まった時期に咳が出る。ペットを飼い始めてから咳が出るようになった。」皆さんはこのような経験をしたことはないでしょうか?
 これらの症状が当てはまる人は喘息かも知れません。特にこれからの季節「秋」は一年の中で、最も喘息が悪化しやすい時期と言われています。秋風や台風などの不安定な気候が多い9月、スポーツの秋といわれる10月、気温差が大きく感染症も増える11月がそれに該当します。喘息患者さんの気道には好酸球を中心とした炎症が起こっていて、気道が狭くなり、種々の刺激に対して敏感になっています。このため、正常の気道ならなんともない天候の変化や運動、冷気、風邪などの刺激で発作(気道の分泌物が増えたり一層狭くなる状態)が起きてしまうのです。
 現在、日本人成人の喘息有病率は約5%とされており、決してめずらしい病気ではありません。喘息の診断には気道の炎症を調べる呼気一酸化窒素(NO)濃度測定、気道の狭さを調べる肺機能検査などが用いられます。また、治療では気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬が中心に使われますが、できるだけ長期間継続することがポイントとなります。
 長引く咳や息苦しさで悩んで見える方が見えましたら、是非一度呼吸器内科でご相談下さい。


竹本正興 
一般社団法人
豊川市医師会理事
(たけもとクリニック 院長)

 
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