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口呼吸の弊害

 テレビを見ている時など、気が付いたらお口が開いているという人はいませんか。この場合、呼吸が口呼吸になっていることが考えられます。
 鼻には「呼吸器官」と臭いを感じる「感覚器官」、口には「消化器官」と味を感じる「感覚器官」があります。そのため、「呼吸器官」のある鼻から呼吸をすることが正常であり、口で呼吸することは、極端に言うと鼻で食事することと同様です。鼻呼吸の場合、空気は鼻から鼻腔を通り肺に進みます。空気中のゴミや細菌は鼻粘膜で吸着し、空気の温度を体温と同じ温度に温め、湿った空気を肺に送ります。つまり、鼻は高性能空気清浄機なのです。これが口呼吸になると、空気中のゴミや細菌が直接気管支や肺に入り、感染症にかかりやすくなり、体温も低めで免疫力が低下します。また、就寝時に口呼吸の場合は、浅い眠りとなり、脳が熟睡できないため、これも昼間の集中力低下の原因になります。
 安静時に舌は上あごに接しているのが正常ですが、口呼吸だとこの状態では空気を肺に送り込めません。そのため舌は上あごから離開し、力なく下の歯列に入り込み様々な歯列不正(出っ歯やでこぼこなど)を引き起こします。また、口呼吸により猫背になりやすく、猫背だと口呼吸になることがあります。口呼吸は口の中が乾燥し、虫歯や歯周病の原因にもなります。今一度自分の『呼吸』を意識しましょう。


平野義雄
一般社団法人豊川市歯科医師会 会長

 
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