お知らせ・新着情報

イオンモール影響調査　雇用に一定の影響を受ける

2024年04月15日

豊川商工会議所は昨年11月～12月に実施しました、イオンモール豊川進出に関するアンケート調査の結果をまとめました。

同アンケートは事業者支援や行政への要望に反映させるため、3つの調査票（地域住民向け、商業・サービス業向け、その他業種向け）に分け、イオンモール開業前と開業後７か月の状況についてヒアリングを行い、計1,108件（住民745件、商業・サービス業184件、その他業種179件）から回答を得ました。

売上・来店客数約２割が減少

中でも商業・サービス業では約7割の事業所が売上や客数に「大きな影響はない」としているものの、約2割が「減少した」と回答。特に衣料品小売業に影響が出ているほか、雇用については約7割の事業者が「変化なし」と答えましたが、「新たな従業員の確保が難しい」や「賃上げなど雇用の改善をせざるを得ない」といった回答がそれぞれ15％程度あり、時流から「直接的な影響があった」と言えないものの、一定の影響を受けていると考察できます。

市民の買物行動大きな変化なし

また地域住民の回答では、モール開業による満足度は、「大変満足」と「まあ満足」があわせて47％、「どちらともいえない」が44％であった他、モール開業前後の「買い物行動の変化」については「変わらない」が約6割、利用頻度は「2～3か月に1回程度」が35％と、地域店舗への影響は限定的でした。ただ、一部の業種に売上減少の懸念があり、今後も動向を注視していく必要があることから、定期的な調査を実施していく予定です。

豊川市への大型商業施設進出に関するアンケート調査報告書はこちらからご覧いただけます。